能「大社」間狂言「神子神楽」

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今日は国立能楽堂の普及公演で観世流の能「大社(おおやしろ)」を見てきました。
古事記千三百年を記念した、出雲大社を舞台にした能。上演機会が少ない曲だそうです。
天女(十羅刹女)、大己貴命、龍神(海龍王)が次々と登場して舞う華やかな内容。
間狂言「神子神楽」は笛、鼓と神主の鉦にあわせて鈴と扇を持って舞うもので面白かったです。

上演前の解説も、「中世における出雲大社の祭神はオホクニヌシではなくスサノヲ」「十羅刹女や海龍王は法華経に登場し、恐ろしい神が逆転の発想で守護神になる。この能は神仏習合の一つの姿」など興味深い内容でした。

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